幸せの神様。
「バカ…」



怒るの通り越して、その場にヘタレ込んだ



「凪…凪…ごめんね…」



何か気付いたように、必死に謝るルイ



「嘘で…良かった…」



安心して、笑いが込み上げてきた



「凪と、一緒に登校したかったんよ…サカキさんにアイツ(燿)に邪魔されたくなかった」



ぷくっと少し膨らんだ頬



可愛くて憎らしくて、両手で潰した



「俺も」



「え?」



「俺も、ルイと二人で登校したかった」



ちょっと恥ずかしくなって、横を見ると



お揃いやね



そうボソッと呟いた
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