幸せの神様。
「だーいじょうぶ、大丈夫、同じ島だから、歩いていけるし」



「どのくらい?」



「走れば…40分くらい?」



「ふざけんな」



ふざけてないよー!!



と燿は頬を膨らます



倖はというと、影でぐったりしている



「ヒッチハイクしてくるー」



ヒッチハイクって…捕まるかよ。



誰でもよくて人を殺す人間が急増しているこのご時世に



「倖、大丈夫か?」



「…死にそう、せめて可愛い女の子の傍で…」



呆れた



「安心しろ、そんな無駄口たたけんなら、まだ死なないから。」



倖は、凪の鬼…と言って、またぐったりした。


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