幸せの神様。
保健室の扉から野次馬が3人



「仲良しだよねー」



「心配し過ぎだよな」



倖が少し考えるように呟く



「…」



「坂城さん…だっけ?」


倖が話かけると、上手に笑って



「はい」



と答えた



「美人さんだね」



「ありがとうございます」



「ね、名前は?」



「桃です。坂城桃って言います」



「桃って名前かーわいーねー」



燿がニコニコしながら言うと、再び“ありがとうございます”



と作り笑いで言った



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