幸せの神様。
「先輩、彼女いるって…」



「大丈夫よ、いないハズだから」



さぁ、教室に戻りましょ



そう言ったサカキはふいに腕を掴まれ、空き教室に引っ張られた



「ッ…甲斐…先輩?」



「倖でいいよ、桃ちゃん」



ニッコリ笑う倖



「失敗しちゃったねー、凪。」



「何の事ですか?」



「年頃の男なんて、可愛い女の子に囲まれれば、デレデレすると思ったんでしょ?」



俺はデレッデレになるけどね



そう言って笑う倖



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