幸せの神様。
「初めまして、あの…ルイって言います…えと」



「日下部、ルイな。名字もちゃんと言いなさい」


と言った親父、抑揚のない声で言うけれど、表情は凄く穏やかに見えた



多分、この表情の変化は俺と母さん以外分かるのは難しいと思う



頭を上げ



「…はい」



と言ったルイ



ちょっと引きつったように笑う顔がおかしくて



「不自然」



と笑いながらルイの頭に手を乗せた



「そ、そんな事ないです…」



と、どもりながら否定。



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