幸せの神様。
「はい」



と、ゆっくりルイが返事をした



「ルイ…」



「私…凄く嬉しかったんです。家族が出来るって、でも、ずっと甘える気はなかった…だから、いずれ出て行こうと思ってました」



「な…」



言葉が出なかった



そんな事を考えてるなんて思いもしてなかったから



「ルイの好きなようにしていいよ」



親父もルイの視線に合わせてしゃがんで返事をした



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