幸せの神様。
弱みでも握ったか?



なんて考えていると



「あー!!巫女さんだ」



倖が俺の後ろを見ながら叫んだ



「甲斐先輩!!叫ばないで下さい!!」



慌てて駆け寄ってくるサカキ



「可愛い」



そう言いながら倖が頭を撫でると恥ずかしそうに俯いていた



意外な反応に少し驚いた



「ルイは?」



サカキに聞くと



「着物は歩きにくいらしくて教室で座ってます。」



着物!?



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