幸せの神様。
女の為って言われると、何か違和感を感じる



ルイの為にしかこんな事やんないし



女って…まぁ、女なんだけど自分の場合ちょっと特殊だしな



何て思いながら



ルイの喜ぶ顔を想像して綻ぶ頬を叩いた



旧校舎まで、少し遠くて



「ルイ、おんぶするから乗って」



「いい!!歩ける!!」



ブンブンと首を振る



「いーから」



グイッと手を引っ張って乗せたはいいけど



「ルイ…」



「なんねーッ!!」



恥ずかしいのか方言だ



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