幸せの神様。
ドーン!!



少しルイがビクッとして振り向くと一発目の花火が上がった



「うわぁ…きれー」



「あ、目開けたな」



「もう、着いたやろ?」



「まだだったのに。罰として…下ろしてやんない」



「なんでよッ!!凪が重かたい!!」



重いわけないだろ…



「バーカ」



「バカとはなんね!?」



「ほら、花火キレイだよ」



「話逸らさんと!!」



ちょっとブチブチ言いながら、花火を眺めた



キレイだけど



一瞬で消えてしまう花火が嫌いになりそうだった



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