幸せの神様。
外はもう日が暮れていた。



赤ちゃんと戯れる燿を見ながら、ふと思った。



「お前、学校どうすんの?」



素朴な疑問だった



赤ちゃんが産まれた以上、働くべきじゃないのか?



まぁ、俺が口出しする事じゃないかもしれないけど



「赤ちゃんができたって分かった時、退学するつもりだったんだー」



赤ちゃんの頬をつつきながらそう言った



だったって?



「でも…愛美が、高校くらい卒業しなさい!!って、退学なんてしたら結婚はおろか、子どもにも合わせないって言い張って…で、仕方なく高校行ってマス。」



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