幸せの神様。
病室に行く途中母さんに会った



「早かったわね」



ニッコリ笑いながら花を抱えていた



「まぁな」



さっきルイが見えたせいか、心がスッキリしていた



「凪…あんたそんな表情出来たのね」



「は?」



「何か優しい表情よ。」



ニッて笑って歩きだす母さん、恥ずかしくなって少し睨んだ



「病気…何か聞かないの?」



「あぁ、言わないで。」



逃げかもしんないけど…



「分かった」



花を見ながら頷いた母さんは優しい



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