幸せの神様。
病室は個室



人がいる所がいいとルイは言ったけど、親父が病室を先に決めていた



母さんは一度家に戻ると出て行って、二人きり



「今日から冬休みやねー休みに病院なんてツイテナイ」



ぷくっと頬を膨らまして外を見ている



「毎日、来るから」



クシャクシャと頭を撫でると複雑な表情をした



「…」



「どうした?」



「凪が子ども扱いするけん…」



何だ拗ねてたのか



「子ども、だろ?」



「違う!!」



もーって言って、怒ったのにヘラってすぐ笑顔になる



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