幸せの神様。
島に到着した頃には日が暮れていた



ルイを起こすと、まだ眠そうな目をして



「凪…おんぶ」



と子供みたいな事を言う



「仕方ないな…」



それに応じる俺もどうかしてるけど



港には燿が来ていた



愛美さんにはまだ言わないでと燿に言って迎えに来て貰っていた



「ルイちゃん…寝てるの?」



小声で話す燿



「疲れたんだろ…ここまで結構な道のりだから」



もっともらしい事を言って、車に乗り込んだ



運転は、見ず知らずの地元の人



港まで連れていってと燿が途中で捕まえたらしい



何かやっぱりこの島すげーな



何て感心した



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