幸せの神様。
ドドン…



太鼓の音が速く大きくなっていく



クライマックス…なのかな?



俺の心臓の音と一緒になるみたいに



速く…



ハヤク。



ドドン!!



終わった太鼓



パッとルイの目が開いた



「白血病…なの」



あぁ…やっぱり



そんな事思いたくなかったけれど



残酷な答えが俺の胸を抉る



「ッ!!っんで…なんで…なんだろう…」



「凪…」



そっと近づいてきたルイは、ゆっくり俺を抱き締めた



< 372 / 458 >

この作品をシェア

pagetop