幸せの神様。
「病気なん?」



「…」



「凪君も、嘘つくと下手くそね」



ふわっと笑ってルイを覗き込んだ愛美さん



「どんな病気か…まで聞かんけど、私は病気なんかにルイは負けんって信じとるよ」



「はい…」



「凪君が傍にいるなら、ルイは最強やけん」



「燿が傍に居たら愛美さんも最強なんだ?」



意地悪でそう聞き返すと



「アイツの傍にいるなら、強くならざるをえないやん」



と言い返された



でも、そう言った顔はとても幸せそうだった



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