幸せの神様。
夜になり、ポツリポツリ少ない街灯に光が灯り始めた



さすがに縁側は寒くて、起こさないようにゆっくりコタツのある部屋へ運ぶ



「久しぶりやねぇ…」



コタツには、ゆきさんが座っていてミカンをむいていた



「お久しぶりです。」



小声でそう言ってゆっくりルイをおろす



「なんね、ルイは赤ちゃんにでもなったとかい?(なったの)」



「いや…違いますけど、俺がそうしたいだけです」



ルイに毛布をかけながら寒くないように足だけコタツに入れた



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