幸せの神様。
ちょっと早く行かん?



そんなルイの提案で、10時半に家を出た



山があるのは知っていたけど、頂上まで登れるなんて知らなかった



つーか、体力的に無理だろって思ったから



辛いって思ったらおんぶされろよって言うと渋々頷いた



「そんなに高くないからね、よく散歩しに来てたんやけど…久しぶりに登ると結構距離あるもんやね…」



大股で歩く姿が何だか危なっかしくて、転ばないように側に付いて歩く…



昔と、逆だな



何て思う自分がイヤになる



今は今…前世と一緒になってたまるかよ



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