幸せの神様。
倖と同じ部屋なのは、全然構わない。



けれど…忘れていた



俺、人が近くにいるとなかなか寝付けないんだった



いくら寝返りを打っても、目が冴えてきて



時計を見ると、まだ10時を回ったところだった



「時間経つの遅っ」



とっくに12時を回った頃だと思っていた。



そう思わせるのは



街灯が少ない



人が歩いていない



何より、静かだ。



こんなに静かな場所、今まで来た事があっただろうか?



いや、ナイ。



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