幸せの神様。
「…その…気づかなかったの?」



「生理不定期やし…、何か色々あって、忘れてて…倒れた日に言われたと」



色々あったことはあったけど…



「凪がダメって言っても産むから」



力強い眼差しに、何も言えない



「りみさんとはぎさんは…喜んでた」



「へ?」



「病気の事抜きにしたら、こんな素敵な事ないって…」



何かズレてるけど、母さん…親父、知ってたんだ



「俺も嬉しい…けど、どうしたってルイの体が心配だから…」



振り絞って、言った声は震えていた



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