幸せの神様。
夜になって、ダッシュで一旦家に帰って病室に入ると、ルイは外をジッと見ていた



「今日は…月がキレイだね」



満月がクッキリ浮かび上がっていて



「月…あそこだけ型抜きされたみたかよね」



相変わらず、面白い事言うなって思ったらちょっと咳き込んだ



「大、丈夫…?」



話すのが辛いのか、ちょっと途切れ途切れで



「大丈夫、ルイ寝たら?」



「ヤだ」



「コラッ。」



「怖いの、目ば覚ませるか分からんけん…」



また月を見て、ルイは呟く



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