幸せの神様。
「言わない…多分」



ギュッとルイを抱き締めた、泣いてるのがバレないように



「多分じゃいかんでしょ…でも、逢南もパパ大好きになりそうやね」



「そうか?」



「私の娘やもん、私が凪大好きやけん、娘も大好きになるに決まってるやん」



「取り合いだな」



フフっと笑ったルイは、そうやねっては言ってくれなかった



「ねぇ?凪、前世の事黙っててごめん」



「…俺も言わなかったし」



俺の腕をギュッと掴むルイ



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