幸せの神様。

また、ね。

6年後



「今日飲み行かね?」



同期で一番親しい、沢田が俺に声をかけてきた




「…娘の誕生日だから無理」



「娘!?誰の?」



「俺のだよ。」



「娘いんの!?」



「うっせーないちいち



「だって、結婚してるなんて知らないし」



「結婚してねーよ」



「なんだよ、逃げられたのか?」



少しニヤつきながら俺を見る同期





「あぁ、逃げられた…天国にな。」



えっ?という声を無視して、その場を後にした



上着を羽織って、外に出ると雪がちらついていた



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