幸せの神様。
「パパぁ、ここ綺麗な所だね」



暗くなった海を眺めながら逢南が呟く



「そうだね」



「あっ、ヒルネさん…」



逢南の膝からピョンと降りて歩き出したヒルネ



一度こっちを振り向いて、また歩き出した



付いてこいってか?



なんだかそう言われてる気分だった



「逢南ちょっと歩ける?」



うん!!



と元気よく返事をして、ヒルネの後を追った



きっと、山に登るんだろう



そう思っていると案の定、山へ登り始めた



< 449 / 458 >

この作品をシェア

pagetop