幸せの神様。
俺も逢いたい…



でも、きっと俺には逢わないつもりなんだろ?



「ママ、口元に指当ててシーってしなかった?」



「してた…けど、思わず言っちゃった…」



桜の木を小さな体で抱き締めながら



「ママ…ごめんね」



と謝った



「ママ…逢南に逢いたかったんだね、」



「パパには…逢いたくないの?」



「パパが泣いちゃうって思ったんじゃないかな?」



「パパ、泣かないのにね」



今度は俺に抱き付く逢南



< 453 / 458 >

この作品をシェア

pagetop