幸せの神様。
ホットミルクは蜂蜜で甘い筈なのに、味が全くしない



「ずっと、避けとったよね?私のコト」



ミルクを吐き出しそうになりながら、彼女を見た



「なんで?私、何かおかしか事した?」



無表情だけど、声が少し落ち込んでいる



変なのは、俺であって君じゃない!!



そう言いたいけれど、言えなくて



「変なコトなんて何もないよ…ただ…」



「ただ?」



何も言葉を考えてないのに…



なんで



“ただ…”



なんて、如何にも続きますみたいなコト言っちまってんだ俺は!!



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