I will never forget you
「優~!同じ班で良かった~。」
「うん!私も友と同じ班で良かったよ~♪」
友は、小学校で1回だけ同じクラスになったことがある。
その時にかなり仲良くなって、たまに一緒に遊んでいた。
「…席、どうすんの?」
と、私と友が盛り上がっている時に祥って人が言った。
「私、視力悪いから前がいい!」
と、私。
「了解。名前は?」
「は?」
「お前の名前、何?名前分かんねぇと、紙に席かけないから。」
「七浜優。あなたは?」
私は、祥っていう名前だって知っているくせに、祥が私の名前を知らなかったから頭にきて聞いた。
「類宮祥。」
「あ、そう。」
これが、
私、七浜 優
と
彼、類宮 祥
の、出会いだった。