[続]幼なじみは弱虫boy!?
あたしの部屋に着くと颯真は周りを見回した


「昔とはやっぱり全然違うんだな」


『当たり前だよ~』


ははっと笑うあたし


そういえば


颯真の部屋はどんなのになってるんだろう?


『ねぇ颯真』


「ん?」


『今度颯真の部屋にも行かせてよ』


「別にいいけどなんでだ?」


『いや、今日颯真がしてくれたように颯真の両親にも挨拶したいし、部屋も昔とどのくらい変わってるか気になるの』


「ふーん」


すると


「なぁ凛香」


『んー?』


「俺どこで寝るの?」


えっ?


どこって……


『ここ?』


あたしは部屋にあるベッドを指差した


「いやいや、そこにはお前が寝るんだろ?」


『一緒に寝るんだよ?』


「は?」


『へ?』


あたし……何か変なこと言ったかな……?


『颯真』


「なに……?」


『あたし……何か変なこと言ったかな?』


「はぁ……(俺本当に夜持つかな……)」


『颯真?』


「いや、こっちの話だから大丈夫だ」


『??』


颯真……


何変なこと言ってるんだろう……?


まぁいいか


その時


「ご飯よー!!下りてきなさーい!!」


とお母さんが下から叫んだ


『行こっか?』


「おぅ」


そしてあたし達は下に下りた


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