[続]幼なじみは弱虫boy!?
「凛香って髪サラサラ……」


そう言って髪をとかす颯真


『まぁ、一応女子だからね』


「凛香の髪……ずっと触ってたい…」


『えぇっ!!?』


「冗談だよ」


『……』


やっぱり……あたし…遊ばれてる?


てか颯真って、いつもあたしより一枚上手だよね…


『ねぇ……颯真?』


「ん?」


『颯真ってさ…あたしと付き合う前…女の子と付き合ったりしたの?』


「なんで?」


『だって、いつもあたしより一枚上手だし……女の子の扱いになれてる気がしたから』


颯真は


カッコいいし、凄く優しいし、一緒にいて楽しくないなんてあり得ないし……


絶対モテてたはず……


そんな事を考えていると


「言っただろ?」


『え?』


「俺は10年間凛香に片想いしてたって」


『!!』


「俺って意外と一途だろ?」


『っ……』


「だから、俺は女と付き合った事は無いし、いつだって凛香のことしか見てなかった」


『!!』


「だから心配しなくていーよ」






< 15 / 104 >

この作品をシェア

pagetop