[続]幼なじみは弱虫boy!?
あたしが……商品…?


……嘘でしょ…?



「「凛香」」


『へ!!?』


「そんなに驚くことねぇじゃん」


「そうだよ」



そう言ってくる颯真と佐奈



で、でも!!



『もっと可愛い子沢山いるんだよ!!?なのになんであたしなの!?』


「……はぁ」


「ダメだ……完璧無自覚だわ……」


そう言ってため息をつく二人


え!?無自覚……?


「まぁ、……とりあえず女子ではお前が一番可愛いの」


「そうだよ。球技大会が始まったら嫌でも分かるから安心しな?」


『///////!!?』



そんな事を何気ない顔で言う二人の言葉を聞いてあたしの顔はどんどん赤くなった


「……凛香」


『?』


「その顔……反則……」



ちゅ



颯真はあたしが振り向くと同時にそう呟きあたしに触れるだけのキスをした



「「キャァアー!!!」」



「「うわあぁあぁあ!!!」」



その瞬間、女子と……男子?の悲鳴が教室に響き渡った



『///////!!』



あたしの顔の赤さは最上級



「本当に凛香ちゃんは可愛いね♪」



そんなあたしを見てクスリと笑う颯真


『~っっ………』


「ん?」


『颯真のバカーーーっっっ!!!!』


今度はそんなあたしの悲しい叫びが教室に響き渡ったのでした……





















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