[続]幼なじみは弱虫boy!?
「じゃあ、無理矢理向かす」




『!!?』





颯真はそう言うとあたしの顔を手で上に向かせた





あたしの目の前には颯真の顔





するとそのままどんどん近づけてくる





『ま、待って!人が……「もう皆帰ったけど?」





『え!?』





「とゆーことで、問題なし」






そう言うとあたしの唇に颯真の唇が重なった






『んっ……』





颯真の甘いキスにはどうも慣れない





でもこの時が大好き……





すると颯真ゆっくりと離れて





「凛香ちゃんが一人で帰るの寂しそーだったからさ♪今日はこれで我慢して?」





『/////!!!』




「あ、図星?」





『~///帰る!』





あたしは急いで鞄を持って教室を出ようとした





すると





「気を付けて帰れよ」






そう言って微笑んだ






『……分かってる』





どうして





さっきまでは意地悪だったくせに






急に優しくするなんて反則じゃない?






『颯真も、気を付けてね』






「俺は凛香みたいにドジじゃないから大丈夫」






『なっ!?』





颯真はやっぱり意地悪だ!!!





『ふんっ!!』






あたしは教室を出た






「やっぱり凛香は飽きねーな♪」







颯真がそう言ってクスクスと笑っているのを知らずに











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