[続]幼なじみは弱虫boy!?
あたしは無我夢中で走った





颯真っ…颯真っ!!






病室に入ったら






「たいしたことねぇよ。なに泣きそうになってるの?」







って言ってくれるよね?







意地悪に笑ってくれるよね?








死んでなんかいないよね?







あたしを一人にしないで……っ!!!







ガラッッ!!






『颯真!!!』







あたしは言葉が出てこなかった







だってそこには







沢山の管に繋がれている大怪我をして寝ている颯真の姿があったから






『っっ!!!』






「一命は取り止めましたが、目を覚ますかどうか……」







『颯真は起きますよね!?』






「……」







『先生!!』






「それは彼の生きる気力にかかっています」







『ぅ……っ』






どうして?







『うぅ……っ』








あのときあたしに気を付けてって言ったのに……


















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