ハグレモノ
「あんたなんで」

「桔平って呼べよ」

話を遮って桔平は笑顔で言ってきた。

「桔平はこんな時間に何で私服で?」

「おお、ただのサボり」

こいつも不良なわけか、と瞬時に悟った。

「じゃあな」

俺はそれだけ言って、その場を後にした。

家に着くと部屋にこもり、いつものように少しだけ教科書を開いた。

しかし、本当に少しですぐ飯の時間になり、その後風呂に入り今日は疲れもあってすぐに寝た。

朝がやってくると昨日と同じように学校へ行った。
< 13 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop