ハグレモノ
俺は適度に間隔を空けて座り、弁当を食べ始めた。

「たかしこそ友達は?」

「桔平と同じハグレモノだよ」

「ハグレモノ?」

「独りってこと」

俺は全て短く答えた。

「ふーん、まぁ、なんでもいいけど、取り敢えず俺ら友達んなる?」

俺は思わず噎せた。

「んごほ!はぁ!?」

「なんかの縁だろ?いいじゃんか!」

「タイプが違いすぎるだろ!」

桔平は少しポカンとした顔を向けてきた。

「なんで?もしかして優等生君とか?」

「・・・あぁ。一応学年一位だよ」


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