ハグレモノ
怒りのせいか、学校までの半分は早かった。

だが、そこを超えた時には俺の足取りはゆっくりになっていた。

学校に近づくにつれて足取りが重くなったからだ。

それでも、歩いている以上、学校には着く。

程なくして着いた教室。

中には数人の生徒が既にいた。

俺は一息飲んでからドアを開いた。

それまで、少々話していた生徒はパソコンがフリーズしたかのように一瞬固まった。

だがそれは本当に一瞬。

俺はそれをヒシヒシと感じつつも席に着く。

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