*短編集*
一方通行。
幼馴染みのキミ。
大好きで、大好きで。
小さい時から、登下校も一緒。
お風呂も、ご飯食べるのだって
ずっと一緒だった。
「おはよっ!」
キミは、いつも笑顔で挨拶をしてくれるのに
「…おはよ」
冷たく返してしまう私は、あまのじゃく。
ある日、キミは言ったよね。
「俺、莉奈ちゃんが好き」
私の親友の莉奈が好きって。
ここで、
「私、貴方が好き」
って言えれば良いのに、あまのじゃくな私は
「応援する」
そう言ってしまったの。
私の想いは、一方通行。