幸せの天秤
[これ、、、]

祐太くんはあたしを見る。


そして、あおの顔を見るなり
祐太くんはあおの胸倉を掴む、あたしはやばいと思い止めに入る。

祐太くんは、ため息を付き、あおから手を離し、頭をかく。



「どうゆうことかちゃんと説明しろ。レンリといい、祐太といい変だぞ」

東条さんは、もう一度聞く。

祐太くんが着てくれたことで、冷静になる。



「、、、、どうやってこれを」

あたしは彼女に聞く。


彼女は下を向く。


祐太くんは近くにあった紙に何かを書き、あおたちに見せる。

[これはレンリさんの作品だろ]



それを見てみんな彼女の様子を伺う。

東条さんは深いため息を漏らす。

「酒井。レンリのデザイン盗んだのか」

東条さんは確信を着く。


彼女も東条さんから言われ、観念したのか頷く。

「どういうこと」(英語)

マリアの言葉に東条さんは説明する。


「レンリの作品なの?これ?!」(英語)

マリアはあたしに聞く。

「クライアントからの依頼されてたデザインだったの。
でも今回のコンクールのデザインと同じだって、
さっきクライアントから電話が来てキャンセルされた」(英語)

「なんで、最初に言わないのよ」(英語)

「コンクールで賞を取った以上、公には出来ないよ。
お互いに信用問題に関わってくるし。盗まれた方は何も言えない」(英語)



盗まれるなんてことあってはならないことだ。

それに盗まれた方は泣き寝入りしかない。




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