幸せの天秤
もう一度
その後、卓真の仕事がひと段落着いた頃、家まで送って貰った。
「ちゃんと、ケジメつけてくる」
「あぁ」
「じゃ、またね」
あたしは車から降りる。
卓真の車は中々、動かない。
電話でもしてるのかと思い、運転席の方に行く。
卓真はあたしに気付き、窓を開ける。
「どうかしたの?」
「いや。、、、、レンリ、、、、頑張れ」
少し恥ずかしそうに言う卓真が可愛く見えた。
「うん、ありがと」
卓真はあたしの言葉を聞くと、「おぅ」とだけ言い走って行った。
部屋に入り、真っ直ぐにクローゼットに向う。
クローゼットに入っているドレスやブランドバックたちをゴミ袋に詰め込んだ。
客たちに
「今月で、足を洗うことにします」と電話をする。
「残念だな」とか「そうか」と、意外とあっさりとしていた。
もっと、何か言われるかと思っていたので、なんだか拍子抜けした。
彼らにとってあたしの替えなんて、いくらでもいるのだろう。
あたしの4年間はこんなに簡単に終わってしまうものなんだとと思ったら
なんだか、寂しく思えた。
でも、これでちゃんと前に進める。
過去になんか負けない、、、絶対に。
「ちゃんと、ケジメつけてくる」
「あぁ」
「じゃ、またね」
あたしは車から降りる。
卓真の車は中々、動かない。
電話でもしてるのかと思い、運転席の方に行く。
卓真はあたしに気付き、窓を開ける。
「どうかしたの?」
「いや。、、、、レンリ、、、、頑張れ」
少し恥ずかしそうに言う卓真が可愛く見えた。
「うん、ありがと」
卓真はあたしの言葉を聞くと、「おぅ」とだけ言い走って行った。
部屋に入り、真っ直ぐにクローゼットに向う。
クローゼットに入っているドレスやブランドバックたちをゴミ袋に詰め込んだ。
客たちに
「今月で、足を洗うことにします」と電話をする。
「残念だな」とか「そうか」と、意外とあっさりとしていた。
もっと、何か言われるかと思っていたので、なんだか拍子抜けした。
彼らにとってあたしの替えなんて、いくらでもいるのだろう。
あたしの4年間はこんなに簡単に終わってしまうものなんだとと思ったら
なんだか、寂しく思えた。
でも、これでちゃんと前に進める。
過去になんか負けない、、、絶対に。