幸せの天秤
あたしは卓真から依頼された、新店舗のデザインを書く。

楽しい、、、、あたしは実感した。

これしかないんだ。

もう迷わない。

逃げ出したりなんかしない。



夕方になり、涼己があたしの部屋にやって来た。


「初めて部長に褒められた。レンリのおかげだよ」

涼己は相当嬉しいのか、ハイテンション。


「涼己の実力が認められたんだよ」

書いたのは、涼己自信なんだから。


「何書いてたんですか?」

さっきまで書いてた卓真のところのデザインを見る。


「あ~、なんか無性に書きたくなって」

「やっぱ、レンリ好きなんだね。デザイン」

「、、、、好きかな」

「レンリの才能なら、何処でも雇ってくれるよ」

「ありがと。で、今日はどうしたの?」

「もっとレンリにデザインのこと教えてもらおうと思って」


涼己はそう言い、デザインの本を鞄から出す。

あたしも勉強し直そうと思っていたから、調度良い。


「そっか。ご飯食べた?カレーならあるけど」

「まじ?!実は腹減って死ぬとこだった」

あたしはカレーを温め、涼己とご飯を食べて一緒にデザインについて勉強をした。




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