幸せの天秤
「電話、、遅くなってごめん」(英語)

何から話せばいいかわからない。


「ううん、連絡してくれただけでも嬉しい」(英語)

「あのね、、、あたし、また書こうと思うんだ」(英語)

とりあえず、東条さんに報告したことと同じこと言う。


「、そっか。また、、、、書けるね、一緒に」(英語)

マリアはいつだってあたしの味方なのに、
そんなマリアにまで何も言わずにあたしはいなくなった。

なのに、また一緒に書こうと言ってくれる。

裏切った、、、あたしをまだ友達だと言ってくれる。


「、、、マ、リア」(英語)


あたしは外だというのに、人目も気にせず、涙を堪えることが出来ない。

「レンリ。あたし、今日本にいるんだ。


、、、、、、、会えないかな」(英語)



あたしはマリアの言葉に喫茶店を飛び出す。

マリアがいるホテルへと向う。


会って、ちゃんと謝りたい。


マリアがいるホテルに着き、部屋まで急ぐ。


エレベーターのボタンを無駄に何回も押しす。

そんなことで早く来るわけじゃないのに、ただジッとしてなんかいられなかった。

部屋の前に着き、軽く深呼吸をして、ドアを叩く。


ドアが開くまでの間が凄く長く感じて、変に緊張までしてる。
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