幸せの天秤
「、、、連絡してください」

「わかった。日程が決まったら、また来るね」


彼と少し話、彼は仕事に戻っていった。



数時間ごとに看護師さんが点滴を交換しにくる。

「あの」

あたしは点滴を交換しに来た看護師さんに声をかける。

「どうかしましたか?」

「あたし、どこか悪いんですかね?」

「体自体には特に異常はありませんよ」

看護師さんは優しく答えてくれる。


「じゃ、、、、いつ退院できますか」

「それは、先生の許可でないと何も言えませんね」

少し申し訳なさそうに言う。


「すいません。なんか」

「いえ、じゃ、失礼しますね」

看護師さんは手際よく、点滴を交換すると病室を出て行く。


ただ病室のベットで寝ているだけ、、、暇だ。

入院している人はいつもこんな気持ちでいるのだろうか。


よく我慢できるなと思う。

あたしは数時間しか、まだいないのにもう飽きてる。


何度目かのため息を漏らす。



夕方になり、ご飯を持って先生が病室にやって来た。

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