幸せの天秤
ーレンリー


彼らが部屋を出て行って、あたしはご飯と戦っていた。

食べてないと分かれば、また先生から小言を言われる。

でも、体が食べ物を受け付けない、、、。

どうしたものか、、、。


悩んでいたら、部屋に先生と一緒に彼らも戻ってきた。

「まだ、食べてないのか」

案の定、先生に言われる。

「い、今、、、食べようと思ってたんです」

箸を進めようとしても、手が止まる。

気持ち悪い、、、。

まだ、食べてもないのに吐き気がする。



「、、、で、先生は何しに戻ってきたの」

「お前、話すり替えるな。、、、、、、とりあえず、紹介しておく。
彼女はマリアさん。君がアメリカに居た時の上司だった人だ。
彼は東条さん。日本に戻ってきた来た時の上司で、アメリカに居た時にも交流があったそうだ。
彼は竜崎さん。クライアントだったそうだよ」


先生はザッと、説明してくれた。

「あたし、アメリカにいたんだ」

「7年くらい、アメリカで生活してたんだよ」

東条さんが説明する。
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