幸せの天秤
でも、知りたい、、、。
「会いたい人がいるんです」
「会いたい人?」
会いたい、、、すごく。
「でも、マリア達には言えない。、、、悲しませてしまうから」
「何か、思い出したの?」
あたしは先生にあおのこと話す。
「そっか。でも、彼に大切な人がいたらどうする?」
あたしはどうするのだろう、、、。
「わからない。、、、、先生、外出許可が欲しい」
先生は悩んだ顔をする。
「許可出してくれなきゃ、ご飯食べない」
「今でも、食べてないだろ」
確かに、、、でも、あたしも譲れない。
「とにかく、お願い。一度、家にも帰りたいし」
先生は諦めたような顔をする。
「時間は守れよ」
「うん!」
「はぁ~。医者としていい判断とは言いがたいがね」
先生はブツブツと何か言っていたが、気にしない。
あたしは外出許可が出たことで、舞い上がっていた。
現実なんて、知らないほうが良いときもある。
目を逸らした今のあたしと、現実と戦ってた昔のあたしはどちらが良かったんだろう。
でも、知りたいと望んでしまったから、、、。
「会いたい人がいるんです」
「会いたい人?」
会いたい、、、すごく。
「でも、マリア達には言えない。、、、悲しませてしまうから」
「何か、思い出したの?」
あたしは先生にあおのこと話す。
「そっか。でも、彼に大切な人がいたらどうする?」
あたしはどうするのだろう、、、。
「わからない。、、、、先生、外出許可が欲しい」
先生は悩んだ顔をする。
「許可出してくれなきゃ、ご飯食べない」
「今でも、食べてないだろ」
確かに、、、でも、あたしも譲れない。
「とにかく、お願い。一度、家にも帰りたいし」
先生は諦めたような顔をする。
「時間は守れよ」
「うん!」
「はぁ~。医者としていい判断とは言いがたいがね」
先生はブツブツと何か言っていたが、気にしない。
あたしは外出許可が出たことで、舞い上がっていた。
現実なんて、知らないほうが良いときもある。
目を逸らした今のあたしと、現実と戦ってた昔のあたしはどちらが良かったんだろう。
でも、知りたいと望んでしまったから、、、。