幸せの天秤
あたしは実家を出て、近くの市役所に向う。
「すいません。戸籍謄本が欲しいんですけど」
事務の人にそういうと手際よく、戸籍謄本を用意してくれた。
あたしはそれを受け取り、近くにあったベンチに座る。
ゆっくりと深呼吸をして、貰った戸籍謄本は開く。
「、、、本当だったんだ」
戸籍謄本には確かにあたしは結婚していて、離婚もしていた。
相手は、、、あおだった。
だから、尚更わからない、、。
どうして、、、、あたしはあおと結婚までしたのに、別れてしまったのか。
市役所を出て、高校の時に時間潰しに使っていた公園に向う。
あの頃と何も変わっていない。
公園と言っても、滑り台とベンチが2つ、3つあるような場所。
人がいなくて、独りになりたい時や時間つぶしには調度良い。
高校の時にいつものようにここで時間潰ししてたら、
就活中のあおが偶然通りかかってあたしを見つけてくれた。
もしそれがなかったら、あたしとあおが付き合うこともなかったのかな?
だったら、ここに居たらまたあおが見つけてくれる?
あたしは空いているベンチに座る。
市役所で貰った戸籍謄本を鞄から取り出すと、携帯が鞄から落ちる。
携帯を開くと、たくさんの着信があった。
先生と約束した時間は、とっくに過ぎていた。
帰らなきゃいけない、、、。
でも、、、、病院に戻ったら、次にいつ外出許可が貰えるかわからない。
「すいません。戸籍謄本が欲しいんですけど」
事務の人にそういうと手際よく、戸籍謄本を用意してくれた。
あたしはそれを受け取り、近くにあったベンチに座る。
ゆっくりと深呼吸をして、貰った戸籍謄本は開く。
「、、、本当だったんだ」
戸籍謄本には確かにあたしは結婚していて、離婚もしていた。
相手は、、、あおだった。
だから、尚更わからない、、。
どうして、、、、あたしはあおと結婚までしたのに、別れてしまったのか。
市役所を出て、高校の時に時間潰しに使っていた公園に向う。
あの頃と何も変わっていない。
公園と言っても、滑り台とベンチが2つ、3つあるような場所。
人がいなくて、独りになりたい時や時間つぶしには調度良い。
高校の時にいつものようにここで時間潰ししてたら、
就活中のあおが偶然通りかかってあたしを見つけてくれた。
もしそれがなかったら、あたしとあおが付き合うこともなかったのかな?
だったら、ここに居たらまたあおが見つけてくれる?
あたしは空いているベンチに座る。
市役所で貰った戸籍謄本を鞄から取り出すと、携帯が鞄から落ちる。
携帯を開くと、たくさんの着信があった。
先生と約束した時間は、とっくに過ぎていた。
帰らなきゃいけない、、、。
でも、、、、病院に戻ったら、次にいつ外出許可が貰えるかわからない。