幸せの天秤
あおの傍にいれる。
今のあたしが望んでること、、、。
「やり直せる、、、かな」
「俺たちなら、大丈夫だよ」
あおは優しく抱きしめる。
この腕の中に居たい、、、。
「あお、好きだよ」
「俺の方が、レンリのこと好きだよ」
唇が重なる。
あおからしたら、何年ぶりかのあたしとのキスなのかも知れない。
だけど、あたしにとっては当たり前のキスに感じる。
一緒に居るのが普通のことのように思える。
なのに、あたしはどうしてこの手を離してしまったの?
空白の14年間は、何があたしを変えてしまったのだろう。
愛おしい人を手放して、あたしは何を手に入れましたか?
建築家としてのあたし?
それとも、マリアや東条さんや竜崎さん?
もしもあおを手放した決断が正しい道だったとしても、今は思い出したくない。
この手を手放すくらいなら、何も、、、。
これが間違った記憶のピースだったなんて思わなかった。
今のあたしが望んでること、、、。
「やり直せる、、、かな」
「俺たちなら、大丈夫だよ」
あおは優しく抱きしめる。
この腕の中に居たい、、、。
「あお、好きだよ」
「俺の方が、レンリのこと好きだよ」
唇が重なる。
あおからしたら、何年ぶりかのあたしとのキスなのかも知れない。
だけど、あたしにとっては当たり前のキスに感じる。
一緒に居るのが普通のことのように思える。
なのに、あたしはどうしてこの手を離してしまったの?
空白の14年間は、何があたしを変えてしまったのだろう。
愛おしい人を手放して、あたしは何を手に入れましたか?
建築家としてのあたし?
それとも、マリアや東条さんや竜崎さん?
もしもあおを手放した決断が正しい道だったとしても、今は思い出したくない。
この手を手放すくらいなら、何も、、、。
これが間違った記憶のピースだったなんて思わなかった。