幸せの天秤
結婚式場。
あたしが浮かんだのは、マリアのことだった。
マリアの所で働いていた頃、結婚式場のデザインを頼まれたことが合った。
その時マリアは結婚を控えていて、尚更イメージしやすかったのだろう。
マリアの作ったデザインにあたしは心を奪われた。
光の入れ具合で、キラキラと輝くステンドに、
ウエディングドレスの白一層際だたせるデザインに、
心が震えたのは今でも忘れられない。
こんな所で結婚式を挙げたら、一生の思い出に残るだろう。
マリアがデザインした、結婚式場は予約殺到で今でも3年待ちとまで言われている。
あれはマリアが好きな人と一生の思い出を作るために、作ったものだったんだろう。
マリアの結婚はなくなってしまったのだけれど、、、、。
マリアにはその後も式場のデザインが殺到したが、マリアが手掛けたのあの式場だけ。
「アムール&エール」
気が付いたらそんな言葉を言っていた。
「レンリちゃん?アムールなんだって?」
「アムール&エール協会って、建物があるんだよ、桐谷」
あたしの言葉に聞き返す桐谷さんに、部長が言う。
あたしが浮かんだのは、マリアのことだった。
マリアの所で働いていた頃、結婚式場のデザインを頼まれたことが合った。
その時マリアは結婚を控えていて、尚更イメージしやすかったのだろう。
マリアの作ったデザインにあたしは心を奪われた。
光の入れ具合で、キラキラと輝くステンドに、
ウエディングドレスの白一層際だたせるデザインに、
心が震えたのは今でも忘れられない。
こんな所で結婚式を挙げたら、一生の思い出に残るだろう。
マリアがデザインした、結婚式場は予約殺到で今でも3年待ちとまで言われている。
あれはマリアが好きな人と一生の思い出を作るために、作ったものだったんだろう。
マリアの結婚はなくなってしまったのだけれど、、、、。
マリアにはその後も式場のデザインが殺到したが、マリアが手掛けたのあの式場だけ。
「アムール&エール」
気が付いたらそんな言葉を言っていた。
「レンリちゃん?アムールなんだって?」
「アムール&エール協会って、建物があるんだよ、桐谷」
あたしの言葉に聞き返す桐谷さんに、部長が言う。