幸せの天秤
あたしはあたしで良いじゃない、、、。


なんで、こんなにも惨めな気持ちになってるんだろう。

息苦しい、、、。

さっき貰ったばかりの薬を飲む。


こんなくだらないことで、薬に頼って、あたしは前に進めるのだろうか。



先が見えない、、、。


あの頃はあおとの未来しか考えてなったのに、今のあたしは過去に縛られてばかり。





あたしは自分のノートパソコンを開き、ただひたすらに、デザインを書いた。


そんな気持ちで書いたところ、納得のいくものなんか出来ないのはわかってる。

でも何もしていないと、あたしは自分の存在を否定して、落ちていくだけだから。




嫌でも、時間はただただ過ぎていく。

朝になり、マリアと顔を合わせたら、
また酷い態度を取ってしまいそうで早めに家をでて会社に向った。


会社に行けばやらなきゃいけないことばかりだ。

溜まった仕事を消化して、一息つく頃には、みんなが出勤してくる。


また同じ一日が始まる。



「マリアと喧嘩でもしたか」

仕事中に部長に言われる。

「喧嘩なんかしてないですよ。ただ、八つ当たりしちゃって」


あたしは昨日のことを思い出す。
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