幸せの天秤
変わるとき
会社でいつものように仕事をこなしていたとき、急に騒がしくなった。
なんだろうと思い、仕事止めて目をやると、
社員じゃない女の人を中心にみんなが集まっていた。
誰かのクライアントだと思い、また自分の仕事に戻る。
「部長、お久しぶりです」
「おぉ、青山。久しぶりだな兄貴ならもう少しで戻ってくると思うぞ」
「もう、青山じゃないです。吉川になったんです。
そうなんですか、せっかくお兄ちゃんに家のデザイン頼みにきたのに」
「ブラコンも、卒業しないと痛いぞ、良い年して」
部長と彼女の会話を聞いて、まさかと思った。
この部署には、青山はあおしかいない。
あおにも、あたしと同い年の妹がいる。
何かの間違いを願うしかない、、、。
あたしは動けずにいる。
「ひより、来てたのか」
あおの声を聞いて、あたし絶望感に襲われる。
「お兄ちゃん、待ちくたびれた」
「仕事なんだから、仕方ないだろう」
そんなやり取りを見て、相変わらず仲が良いと思った。
ひよりちゃんはあおの妹で、極度のブラコン。
あたしが彼女だったときもよく、敵対しされていた。
そのあたしがあおと同じ職場で働いているなんて知られたら
彼女に何されるかわかったもんじゃない。
あんな酷い別れかたしたんだから、尚更。
あたしは、今すぐここから逃げ出したい衝動に駆られる。
なんだろうと思い、仕事止めて目をやると、
社員じゃない女の人を中心にみんなが集まっていた。
誰かのクライアントだと思い、また自分の仕事に戻る。
「部長、お久しぶりです」
「おぉ、青山。久しぶりだな兄貴ならもう少しで戻ってくると思うぞ」
「もう、青山じゃないです。吉川になったんです。
そうなんですか、せっかくお兄ちゃんに家のデザイン頼みにきたのに」
「ブラコンも、卒業しないと痛いぞ、良い年して」
部長と彼女の会話を聞いて、まさかと思った。
この部署には、青山はあおしかいない。
あおにも、あたしと同い年の妹がいる。
何かの間違いを願うしかない、、、。
あたしは動けずにいる。
「ひより、来てたのか」
あおの声を聞いて、あたし絶望感に襲われる。
「お兄ちゃん、待ちくたびれた」
「仕事なんだから、仕方ないだろう」
そんなやり取りを見て、相変わらず仲が良いと思った。
ひよりちゃんはあおの妹で、極度のブラコン。
あたしが彼女だったときもよく、敵対しされていた。
そのあたしがあおと同じ職場で働いているなんて知られたら
彼女に何されるかわかったもんじゃない。
あんな酷い別れかたしたんだから、尚更。
あたしは、今すぐここから逃げ出したい衝動に駆られる。