幸せの天秤


「レンリ?」(英語)


会議室に居るはずのマリアが目の前にいる。


「遅いから、また発作が起きたのかと思って」(英語)


マリアは心配になって見に来たのだろう。



「お腹痛くて、トイレに篭っちゃった」(英語)

「そう、なら良かった」(英語)


2人で会議室に入る。


「遅くなってすみません」


遅くなったことを謝る。

「いや、構わない。で、お前たち部署を離すか?」

部長は今日の一軒で、あたし達が一緒だとやりずらいと思ってのことだろう。


「部署を離すって、何処に移動になるんですか?」

「まぁ、確かにな。建築のデザインとかはうちの部署だけだからな」


部長は困った様子だ。

「何の話」(英語)

マリアは日本語が分からないので、部長の様子を見て気になったのか聞く。


部長はマリアに通訳をする。



「そうね、、、。なら、レンリが独立すれば良いんじゃない」(英語)

そう、簡単に言う。


独立なんて、これからの人生に関わる問題をこんなことで決めて良いのだろう。
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