幸せの天秤
それから、世間話をしていたら
お昼時間があっという間に過ぎていった。


「そろそろ、仕事に戻らないとね」


「そうですね。午後の会議、あたしも参加するんでよろしくお願いします」


「こちらこそ」


２人で部署に戻り、必要なものを持って、会議室に向かった。



「じゃ、みんな揃ったみたいだから、会議始めようか」


部長の言葉で、始まった。


会議室に集められたのは
桐谷班の３人と青山班の３人、そして部長とあたしの８人。


それぞれの班の女の子たちはあたしが会議に参加してるのが気に入らないご様子。


青山班の方には、さっきあたしのこと殴った彼女も居る。


さっきのこともあり、なるべく彼女とは顔を合わせたくなかった。

仕事なら、仕方ないことだが。




「片瀬さんは、２人のデザインどう思う」


部長がはあたしに聞く。


「あの、部長。なんで新人の彼女がここに居るんですか」


さっきあたしを殴った彼女が聞く。




「俺が会議に参加しるって、言ったんだけど何か不満か」


部長は、少しキツイ口調で言う。
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