did play...?
少し制服を着崩していた。

少し背は小さめ。

「…りゅっ…」

美麗さんが声を出した。

その男は髪をかきあげギラッと睨む。

その目は孤独を感じた。

「横田だ!逃げろっ!」

海人がいうと海人の彼女と海人が

逃げた。怖いのか美麗の足がすくむ。

「美麗、いくぞ」

すると、美麗はいなくなった。

その男は少し固まっていた。

(…強いの自覚ないのかな。)

「大丈夫ですか…?」

少し怖かったが助けてもらったし…。

「暗いし送ってやる。乗れ」

「あ、ありがとうございます!!」

(少し変わった人だなぁ)

そう思いながらヘルメットをかぶる。

すると、あたしをいきなり

抱きかかえ、後ろに乗せた。
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